Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
☆あなたの影☆
今日は日曜日
なんだかこの一週間位の間に色んな事がありすぎて
私の頭はボーッとしていた
「まだ9時か…」
いつもなら休みの日は嬉しくて
早々と仕度して出掛けたりするんだけど
今日はそんな気分にもなれず
「まだ寝てよ…」
って言いながらベットに潜り込んだ
−ピンポーン…
玄関から呼び鈴の音が聞こえてくる
誰……
「ねぇちゃん!おれシャワーだから出て!!」
下から弟が叫んでる声が聞こえてきた
えー…ヤダ!!
どうせ勧誘か何かでしょ?
無視、無視!!
そぉ思って布団を頭に被ったけど
…ピンポーン、ピンポーン…
何度も鳴らす音がする
もぉ!!!
私は重い身体を引きずりながら玄関まで降りてきて
「はいっ!今開けます!」
って言いながら勢いよくドアを開けた
「勧誘ならっ…」
「おい…」
へっ??
あれ…この声…
ゆっくり顔を上げると
開けた扉を押さえた青矢先輩が
不機嫌な顔して立っていた