Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜

私で最後だったらしく
席に着くと早速実行委員会が始まった


「では、今日の仕事の分担ですが……」


青矢先輩が仕事を振り分けていく


明後日が体育祭本番のためか
入場門の確認や来賓者席の準備など

細々とした作業が多かった



「じゃあ、ポスターの点検を…」


そぉ言って青矢先輩は私に視線を移した


「中尾さんと大羽君二人でお願いします。」


えっ??


昴君と??


耳を疑いながら青矢先輩を見るが全く動じる事もなく

次の仕事の振り分けをプリントを見ながらいい始めた





なんでって一瞬思ったけど振り分けは青矢先輩が決めているわけじゃなくて

先生が決めたものみたいだった


本当に偶然だけど


どんな顔して一緒に行動していいか分からなくて

気持ちが焦りだす


そんな私の気持ちなんか無視するかのように


「じゃあ。始めて下さい。」


って合図と同時に皆が動き出した


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