Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
私もその後ろ姿を追うように
歩き出す
ねぇ昴君
さっき何を言おうとしたの
『もし、勝ったら…』
その後の言葉は私が思っている事で当たってるのかな
もしそうなら
さっきキスした時に落ちた
開いたままの携帯
私と昴君の待受が調度隣同士になって
二人で並んでいるかのように見えた
それと同じように
また二人で並んで歩ける日が来るのかな
もし
そんな日が来るなら
私は………
私の気持ちに正直に
もう一度昴君の胸に飛び込んで
今日の切ない気持ちも
一緒に昴君に抱きしめて貰いたいって
思った……