Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜



「いいじゃん、大羽君と仲良く決めれば♪」




そぉ言って杏ちゃんは私の背中を叩いた



「なっ!な、な、何いってんの!!」




杏ちゃんにだけは大羽君との事を話してある



親友だし信用出来るから



「でも意外だなぁ。大羽君て女友達多いけど、二人きりで逢うなんて聞いたことないし…」



えっ…



そうなの??



「しかも『秘密で』なんてかなり甘ぁぁい!!よね♪」




私は思わずあの日の事を思い出して真っ赤になった



「萌音♪赤ぁい!!」



杏ちゃんがからかうから、赤い顔がもっともっと赤くなるのが分かった



「うるさぁい!!私もぉ行くからね!!」



恥ずかしさのあまり猛ダッシュで中庭まで走って行った




微かに遠くから杏ちゃんの



『報告まってるよ♪』



の言葉が聞こえた………




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