Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜

☆これからも☆


あれから2か月近く時が過ぎて


季節はすっかり冬らしくなった



いつもと同じ調理実習室でお弁当を作って


「杏ちゃんバイバイ!!」


「ん〜。気をつけてねぇ。」


笑顔で廊下を走ってく



向かってる場所??


それはもちろん


「昴君!!!」


中庭です



私の呼びかけに先にきてた昴君が笑顔で手を振る



「マジで腹減った…」


子犬のようにおねだりしてくる昴君に
私の顔もつい緩んでしまう


「ごめんね?食べよ。」


包みを広げて仲良く食べながら

もぉすぐ来るクリスマスの話しをする


「クリスマス楽しみだね!」


「おぅ。萌音はプレゼント欲しいものがある??」


大好きな玉子焼きを口に入れながら笑顔で話す


私たちの間に流れる穏やかな空気は


この先も変わらないよね



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