Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
☆萌音とお母さん☆
一年前の7月15日
その日もこんな天気だったのを覚えてる…
コバルトブルーの空…
その日は大会で
私はお母さんに6時に起こしてくれるように頼んでいた
なのにお母さんは寝坊して私を7時に起こした
『お母さんの馬鹿!!何で時間通り起こしてくれないのよ!!』
『萌ちゃんごめんね…』
『今日は大事な大会なんだよ!!』
お母さんは何度も謝ってくれたのに
別に間に合わないわけじゃないのに
私はお母さんを許さなかった
『あっ萌ちゃん!お弁当!』
『いらない!縁起わるそうだから!!』
その言葉を聞いた瞬間凄く悲しそうな顔をした
あっ…
酷い事言っちゃった…
そぉ思ったけど私はそのままドアをバンッと閉めて出掛けた
子供だった私は大切な人を傷付けても平気だったんだ