Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜

自分と同じ価値観なんだと思うと何だか嬉しくて



顔から笑みが零れる



「私も、、同じです。」



「だよなぁぁ!!所でさ…こんなに話しといて、アレなんだけど…」



「あんた、名前は??」



彼は今更で申し訳ないといった感じで、
左手を顔の前に持ってきた



「アッ!!そうですよね!モモネ…2年の中尾萌音です、、」



「えっ!!2年?なんだ、タメなんじゃん♪」



目を丸くしながら、大きな瞳を更に大きくして身を乗り出してきた



「俺も2年。大羽昴♪」



さっきより近い距離で笑顔で話す大羽君に
ドキッと胸が高鳴るのが分かった




顔が…近いよぉぉ///



あまりの至近距離に、
どぉしたらいいか分からなくなって俯いたら




、、キュルルル…………




目の前でお腹が鳴る音が響いた



えっと…私じゃないよね??



って事は、、、、



チラッと大羽君の方を見ると



恥ずかしいのか顔を少し赤らめながら



「部活、バスケでさ。動くと腹減るんだよ。…」



バツが悪そうに俯きながら答えた



「プッ…」



その顔がなんとも言えなくて思わず吹き出しちゃった



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