Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
「すっ…昴君…」
私が答えようとすると昴君は身体を離して
「萌音が好きなんだ…俺の彼女になってほしい…」
真っ直ぐに私を見つめて言った
昴君……
やっと言葉の意味を理解した私の瞳から一粒涙がこぼれた
「萌音??」
私…
私も…
「わ…たし…も…好き…」
泣きながらそぉ答えるのが精一杯だった…
その言葉を聞いて昴君の表情は一気に笑顔になり
「萌音。俺今すっげぇ幸せなんだけど…」
そぉ言って私の身体をまた強く強く抱きしめた
「告白なんかした事無かったからかなり緊張した…」
「えっ!!そうなの!!」
驚いて顔を上げると照れ臭そうに顔を赤くしながら
「当たり前だろ!!しかも付き合うのだって始めてだし…」
ってそっぽを向きながら答えた
「えっ…」
だってあんなにモテるのに…
「今…信じられないって思っただろ??」
「そっ…そんな事!!」
慌てて否定したけど昴君は口を尖らせながら
「俺は見掛けほどチャラくないんだよ。」
って言った
「あの…でも…私も始めてだから…」
誰かと付き合うの…
「マジで!!本当!!」
そぉ言うと目をキラキラさせながら顔を覗き込んできた