Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
「ありがとう…」
と小さく呟いて笑うと
昴君の手がそっと私の肩に触れた
あっ……
優しく抱き寄せられると
「も…も…」
と甘い声で囁く
昴君……
自然と顔が近付き
私はそっと目を閉じた
花火の光の中で私達はキスをした………
3回目のキスは優しくて
とても
とても
甘い時間で
私はこの幸せがずっと続くって信じてた
来年の夏もここで花火を見れる事を疑いもしていなかった
だから
この幸せを自分の手で壊すことになるなんて
想像もしていなかったんだ…