Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜


「はい…」

小指を繋ごうとしたけど

「あっ!!でも杏ちゃんや駿兄、あと…女の子の友達とかも萌音って言うけど…」

て気になって聞いた

「もぉ!!そんなのはいいよ!!俺が言ってるのは…学校に居る男の事だよ!!」


あっそぉなんだ…

「アハハッ!!萌音ってたまに天然だよな…」


大爆笑してる昴君を見て私も笑顔になる


そして今度はちゃんと小指を繋いで

『約束』って二人で笑いあった


「あぁ!!心配した!!」


昴君はそぉ言葉にしながらランチシートの上に寝転がった

「ごめんなさい…」

私が言うと


「じゃあ、お願い聞いてくれる??」

って悪戯っぽく笑いながら聞いてきた


「あっ…うん…」

断るのも悪い気がして頷くと

パッっと顔が明るくなって


そして

「じゃあ、萌音からキスして!!」

って言ってきた


えぇ……!!

「それは…」

駄目って断ろうとしたけど
昴君は『ねっ??』って可愛く八重歯を見せながら笑ってお願いしてくる

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