Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
えーん…
いつも思うけどその笑顔は卑怯だよ
天然なのは私じゃなくて昴君じゃないの…
「はい、萌音♪」
昴君を見ると準備万端て感じでランチシートに横たわり目をつぶってる
どっ…どうしよう…
しばらく見つめていたけど
きっとするまで待ってるだろうなと思い、覚悟を決めた
そしてそっと昴君に近付いた
10センチ…5センチと唇が少しづつ近付く
改めて真近でみる昴君の顔は
長い睫毛…
ふっくらした唇…
とても綺麗だった
息が掛かる距離まで顔を近付け私はそっと目を閉じた
一瞬だけ唇が触れ合い離れようとすると
グッと腕を掴まれた
えっ…
目を開けると昴君と視線がぶつかって
「よく出来ました。」
って笑ったあと
掴んだ手を引っ張り
寝ている自分の上に私の上半身を乗せた
そしてもぉ片方の手で私の後頭部を優しく押さえて
もぉ一度唇を重ねてきた
「んっ………」
今度は一瞬じゃなくて激しく私の唇にキスを落とす
いつもは触れるだけの長いキスじゃなくて
昴君の舌が私の口の中に入り込んできた