Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
これってディープキス…
ボーッとした頭で必死に昴君の身体にしがみついた
「んんっ………」
吐息が漏れる
昴君の腕はとてもたくましくて男の子なんだって事を改めて意識してしまう
どれだけ唇を重なり合わせたか分からなくなる位キスをしたあと
昴君がそっと唇を離した
「萌音??平気??」
キスの余韻でボーッとしている私に優しく話し掛けきて
そのまま抱きしめた……
昴君……
昴君の腕の中で大丈夫の意味も込めて私は小さく頷いた
初めての激しいキスに何だか急に恥ずかしくなってきて
ギュッと昴君の胸に顔を押し付けた
「萌音…こっち向いて」
耳元で穏やかに囁くけど
「だめ…無理…です。」
って断った
だって今顔を上げたら私のこの真っ赤な顔を見られちゃうもん
そんなの恥ずかしすぎる…
「萌音…」
そぉ呟いたかと思ったら
両手で私の顔を包み込んでグッと上に持ち上げた
そして
「萌音、可愛すぎ!!」
って言って眩しい位の笑顔を向けた