Sweet〜甘ｸﾁ王子様と夏の恋〜

☆杏ちゃん☆

中庭での出会いから一週間が経つけど



大羽君と会う事はなかった






中庭を通るたび期待してるみたいに胸がﾄﾞｷﾄﾞｷして、


そんな自分に情けなくなったりしてた


あんな偶然２回もあるわけないよね…




第一、あんなｲｹﾒﾝ私の人生に関わってくるわけがない






………………うん。




忘れよう。

そうだよ、ｲｹﾒﾝと話せてﾗｯｷｰ位に思えばいいんだ！





下らない考えを巡らせてたる私に、急に後ろから声を掛けてきた


「おーい！萌音！！」




「あっ！！！杏ちゃん。」



「今日さ、部活始まる前暇？
暇なら本屋さんに付き合ってよ♪」



彼女は名前は沢田杏果(ｻﾜﾀﾞｷｮｳｶ)



同じｸﾗｽで同じ料理部の友達




ﾌﾞﾗｳﾝｱｯｼｭの綺麗な長い髪の毛に



くっきり二重にﾓﾃﾞﾙみたいな顔立ち



おまけに背も高くて、小さい私並ぶと




私の小ささ(154ｾﾝﾁ)がかなり目立ってしまう…




でも杏ちゃんは性格がｻﾊﾞｻﾊﾞしてて、大好きな友達なんだ