Sweet〜甘クチ王子様と夏の恋〜
3章 夏の終わり
☆忍び寄る影☆
9月新学期が始まって
初登校の朝
「あれ???」
「どうしたの???」
靴箱を眺め首を傾げる私に杏ちゃんが話し掛けてきた
「う、ん…私の靴こんなに汚れてたっけな…と思って…」
確か終業式の日はもぉ少し綺麗だったような…
「平気??」
心配そうに顔を覗き込む杏ちゃんに私は笑顔で
「多分気のせい。行こっ!!」
そぉ言って少しだけ汚れた上履きを履いて教室に向かった
だけどこの時から
私への攻撃は始まっていた……