%やっぱり俺様が好き!(作品紹介&つぶやき)%
さっきまでの微笑とはまるで違う鼻の穴全開の彼女に、
私はなんだか親近感を覚えた。
一緒に何かを目指すって、こんな風に一体感を感じてしまうものなんだろう。
私の中では彼女はすでにもっとも近しい存在だ。
魂の友。
親よりも、兄弟よりも。
当然、
旦那よりも・・・。
「よし!!出たぞ!」
その瞬間、猛烈に感じていた体中の圧迫感が全て消失し、
私は心の奥底から深く息を吐いた。
・・終わった。
はず、だった。
一般の書籍雑誌は、この感動の場面で最後を締めくくっている。
(私の時代です)
けれど産んだことは、たんにはじまりにしか過ぎないのだ。
本当の笑い、いや、恐怖の足音はすぐそこまで迫っていた--。