%やっぱり俺様が好き!(作品紹介&つぶやき)%

私はさび付いた記憶の扉をよっこらせっとこじ開ける。


それは、それぞれがサイトを次々と登録してお気に入りの数が増えてしまい、

これ以上登録するな、いやする、と姉と弟で喧嘩が起こったときのことだ。


確か、お気に入りのホルダーをそれぞれに作らせ、

お互いにそこには干渉しないと約束させたのだった。


しかもすっかり忘れていたが、そのパソコンは今の新しいパソコンになるまで、

私が使っていたものだ。

まだ会員登録をしていない頃、小説を読んでいた機体。

当然、お気に入りに野いちごのトップページが入っている。


家で使うんだから別にいいだろうと、なんのチェックもせずに子どもに下げ渡したのがあだになった。



・・んん?ちょっと待てい!!



私は思わず子どもの手からマウスを奪う。


まさかとは思うが、危ないサイトとか登録してなかっただろうか。

さっきまでののんきな雰囲気は一転。

真剣に画面を見つめる私。

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