%やっぱり俺様が好き!(作品紹介&つぶやき)%

私の必死の訴えは、無理です、の一言で却下された。


「ここの部屋、狭いからストレッチャー(足にころがついたベッド)が入らないんですよ。

自力で歩いてください。さぁ!早く!」


早くって、あんたらがまだだ、まだだって言ってたんじゃないのよ~!!


それでもなんとか体を起こしてもらい、ひいひい言いながら立ち上がった。


「さぁ、行きますよ」


看護師さんが私の左肩から腕を回し、全身を支える。


ところで皆さん、覚えてますか?

私が今どこにいるかを。


そう。病室ではないのです。倉庫。倉庫なんですよ。


ということはつまり。



・・と、遠い~!!



そこはそのフロアのもっとも奥まった場所。

分娩室からは最大級に離れた場所なのだ。

健康体ならワンフロアの端から端まで歩くことなど造作もないだろうが、



・・い、痛い!絶対無理~!!




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