* 姫と不良と王子Life *


ははっ;



確実に
変な誤解されたね
こりゃ……


ただちに誤解を解かなくては……;;



怜「ちょ……流尹そろそろ放して;;」

流尹「やだ。」



…『やだ』はこっちの台詞じゃっ阿呆;;



怜「放せぇーッ!!!」


流尹「嫌ー。」



こんにゃろー……
人の気も知らないで〜っ!!!;




多分この時のゥチはかなり焦っていた。


だから−……


流尹「なら…俺と……デートしてくれるなら……放してあげる。」


と言われ
あまりよく聞き取れなかったけど
『放してあげる』
という言葉だけはハッキリ聞こえたので迷わず


怜「うん!!じゃそうして!!!!」



と、答えてしまった。
そう……『デートをする』という言葉を聞き取れずに




その後流尹は嬉しそうにすんなりゥチを放してくれた。


流尹が何故嬉しそうな顔をしているのか
少し不思議に思いながらも
ゥチは桐川のいる方へ向かって走りだした。




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