* 姫と不良と王子Life *
一年生旅行計画
話しているうちにいつの間にか特別棟に到着していた。
特別棟には真さんがいた、その姿を見るなり
省吾「理事長!
連れてきましたから例の約束はちゃんと守って下さいよ!!?」
と桐川は真さんに近寄っていく。
約束……??
何の事だろう
真「あぁ、分かってるさ。
約束だったからな。」
だから約束って何??
疑問に思って真さんに視線を送るが、
こちらには気付いて無い様子;
省吾「それから怜華ちゃんは黒崎と一緒にいませんでしたよ。」
そう桐川が言った瞬間、
今までこちらの視線に気付かなかった真さんが少し焦ったように、こちらを見る。
だから、ずっと視線を送り続けていたゥチと目が合った。
ゥチの"疑問の視線"が真さんには責めている様に感じられたのか、
真「ち……ちょっとコレはわざとじゃなくてね。;
うっかりなんだ;;(焦」
と更に一層焦りながら弁明をし始めた。
そして、その一方では
桐川はこの様子を不思議そうに見つめ
流尹はこんな事はどうでもよさそうに
ゥチだけをじっと見つめてくる。