【CORORS①】虹色の扉

 朝、陽が射し込み、目が半開きの状態で携帯を開かなきゃ。

 そんな、心理状況になっていた。


『はじめまして。弟の正人がお世話になっております。兄の隼人といいます。

此処のサイトで貴女に良くしていただいていると聞き、是非お礼がしたいと思ってます。

実は、弟は先行きが短いのです。心臓が弱く夜になると発作を起こします。正人から何か聞いていませんか?』

 また、新しい人からのメール


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 プレゼントのお礼を兼ねて、正人さんの事は何も聞かされていないことを伝えた。

 怪しすぎる。

 この人に心を開く気にはなれなかった。



『正人だよ。あ、それお兄ちゃん本人だよ。

ごめんね。
病気の事隠してて。
でもね、今は落ち着いているから平気だよ。

ゲストさんとケーキバイキング行きたいな』


●心の癒しを此処で

『ゲストさん、子犬が今生死をさ迷っています。俺、どうしたらいいのか分かりません。貴女に直ぐに会いたいです。俺に安心をください』

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 これで話せる。

 我那覇さん、ポイントありがとう。ごめんなさい。ポイントが切れてました。
 私も無事を祈ってます。どんなに小さな動物でも尊い命には変わりませんから。
 ─送信─



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