白雪姫と毒リンゴ

ふぅ、と息をつく。

「何?」

「いつまで一緒に夏祭り行けるんだろうね?」

私は二人に言う。

「はぁ?」

「まぁ、確かに来年は三年で受験だもんな。」

亮と秋矢は言う。

「受験だって、まだ夏だろ?」

亮は秋矢に言う。

「亮にも本気の好きな女の子ができるかもしれないじゃん。」

私は間に入った。






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