白雪姫と毒リンゴ
「言わない。」
悔しそうに口をつぐみ、秋矢を睨む。
これ以上、亮を煽ると秋矢との流血事件になりかねないのでその話題を切る。
「今度カラオケ行こ。」
私はカバンを取って、二人に話す。
「三人分の割引券もらったんだ。」
制服のトランプが入っていない方のポケットから割引券を出す。
「マジ!?」
「どこでもらった?」
話題はすぐに切り替わりカラオケへとなった。
今日は色々な意味で危機な日だった。