白雪姫と毒リンゴ
「秋矢のお母さんは天才だね!」
私は、二人が渡したプレゼントを開けてる間、一人早くケーキを食べる。
「これ、結構したんじゃね?」
亮は驚いた声で言う。
その声が聞きたかったのだよ!
二人に渡したのは、緑色の石のピアス。
「うん、結構した。」
貯めてたお年玉貯金に少し手をつけてしまった。
まぁ、いいんだけど。
「よし、雪姫。好きなもん食え。」
亮は私の背中をバシッと叩いて、そんな事を言う。