Wink☆
「痛っ!!!!」

頭に鈍い衝撃が走った。

「ごめん・・痛かった?だって小雪、

呼んでも全然起きないんだもん」

てへっと笑う雪奈。

いつもなら

『ふざけんなよ!」

ってキレるアタシ。

でも今日は・・・




「ちょっと小雪、キモいよ」

「へ?」

「どうしちゃった?にこにこして・・

いつもならキレるのに」

雪奈が難しい顔でアタシを見る。

「そんなことより~直人さんと

どうなったのさ♪」

アタシがノリノリで聞くと、雪奈は

顔を真っ赤にしてうつむいた。

「アド・・・・教えてもらっちゃった」

「うっそ!良かったじゃん」

「うん。小雪のおかげ♪ありがとね」

雪奈が笑顔になってよかった。

まだまだライバル多いから、油断は

できないと思うけど・・。

ま、学園の王子様だし、仕方ないよね。

他のファンとバトる覚悟でいかなきゃ!

って・・・

アタシもか。













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