Wink☆
「ねぇ、小雪」
「ん?なに?」
「いつもに増してケバいよ?今日
なんかあんの?」
鏡とにらめっこするアタシに、
雪奈が眉をひそめながら言う。
「決まってんでしょ。合・コ・ン♪」
「まーたぁ?」
「またって何よぉ?!出会い求めて
なにが悪いわけ?」
アタシがぷうっと膨れて見せると、
雪奈が深いため息をついた。
「あのねぇ、何回言ったらわかんの?
ただでさえ小雪は男運悪いんだから、
合コンで出会いを求めるなって
何回も言ったでしょ?」
確かにそういうことは、前から何度も
うるさいほど注意されていた。
「わかってるけど・・でも」
「いっつもそうやって、嫌~な男に
騙されるんだからっ!もう雪奈
知らないよ?」
「行くったら行くもん」
「も~っ小雪!」