Wink☆
今さら伝えたとして、どうなんの?

今さら何?って感じじゃん。

「え、えっと・・・その・・・」

どうしよう。

なにか話題!話題!

「あ、直人さんって彼女いるのかな」

頭に浮かんだ直人さんのことを口にする。

「は?なんでお前がそんなこと

聞くんだよ」

「え・・・・?だって・・・」

高峰の機嫌が一変して、一気に不機嫌になった。

なんか怒ってる感じ。


「ち、違うの!ほら、親友の雪奈が・・・直人さん

のこと好きみたいだから・・・どうなのかなって」

必死に言葉を捜すアタシ。

ヤバい・・冷や汗出てきた。

「親友って・・・野田?」

「あ、うん」

「それなら直人、最近よく野田のこと

話してくるけど。メールしてるんだろ?

あの二人」

「うん・・そうみたい」

高峰が普通に話してくれることに、

ちょっと安心。



「で、話ってそれだけ?」

「え・・・っと・・うん。それだけ」

「ふーん」

高峰の背中が遠くなっていく。


『ちゃんと伝えなきゃ後悔するぞ☆』




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