Wink☆
「大丈夫。告られてないよ。高峰からの

伝言を伝えてくれただけ」

「・・・・・・・・ほんと?」

「ほんとだよ。信じて?」

アタシは雪奈を抱きしめる。

「うん。ごめんね、小雪。疑って」

「いいよ!それぐらい直人さんが

好きなんだもんね」

アタシと雪奈の友情は、これくらいでは

壊れない。

壊れるわけがない。







「じゃ、あたし直人君と帰るね」

「うん。頑張って!」

アタシは教室で、嬉しそうに帰っていく

雪奈を見送った。

アタシはふうっとため息をつく。

行かなきゃ。



――あの人のもとへ
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