Wink☆
窓から見える景色は、すっかり
暗くなっている。
いつもなら、あの色とりどりな街に
いる時間。
なんか、変なの。
家にいるなんて。
いつの間にか、夜遊びが当たり前に
なっていた。
ベットに転がって天井を見上げる。
なんだか・・・眠いや。
アタシはゆっくり瞼を閉じる。
―と同時に、アタシのケータイが鳴り始めた。
「だ、誰?」
光るディスプレイには、
『高峰奏多』
と表示されている。
どうしよう。
アタシは電話に出るのをためらう。
――もう!そんなにアタシの顔が見たくない
んならいいよ。帰る!
そういえば、ヒドいことを言ったような・・。
高峰、怒ってるかな。
謝った方が・・・いいよね。