Wink☆



窓から見える景色は、すっかり

暗くなっている。

いつもなら、あの色とりどりな街に

いる時間。

なんか、変なの。

家にいるなんて。

いつの間にか、夜遊びが当たり前に

なっていた。



ベットに転がって天井を見上げる。

なんだか・・・眠いや。

アタシはゆっくり瞼を閉じる。


―と同時に、アタシのケータイが鳴り始めた。


「だ、誰?」

光るディスプレイには、

『高峰奏多』

と表示されている。


どうしよう。

アタシは電話に出るのをためらう。


――もう!そんなにアタシの顔が見たくない

んならいいよ。帰る!

そういえば、ヒドいことを言ったような・・。

高峰、怒ってるかな。

謝った方が・・・いいよね。





< 39 / 103 >

この作品をシェア

pagetop