Wink☆

☆嫌がらせ

なんか、幸せすぎて

ろくに眠れなかった。

おかげでメイクののりが悪くて

ナチュラルメイクしか

できていない。

ま、たまにはイメチェンもいっか!

なんて呑気なアタシ。




「あ、おはよ!小雪」

「おはよぉ、亜希」

靴箱の前に行くと、ちょうど亜希

と出会った。

「この間の合コン、あんまり気乗り

してなかったみたいだけど、大丈夫だった?」

「あ、うん。平気」

そういえば、あの時は高峰のことで

悩んで合コンを楽しめなかったんだった。

亜希、心配してくれたんだ。

なんか悪かったなぁ。

「あ、明日また合コンあるけど、小雪来るよね?」

いつものように亜希がアタシを誘う。

いつものアタシなら、

「おっけ-!場所どこ?」

とか言っちゃうけど。


「ごめん!アタシ、彼氏できたんだわ」

なんか、『彼氏』なんて言うのが

恥ずかしいような気もする。

「え?まじっ?おめでと~!じゃ、

合コン無理だね」

「ごめんね。誘ってくれたのに」

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