Wink☆
ちゃんと聞いてくれたとはいえ、

やっぱりちょっと信用できない。

けれど、そんな考えとは裏腹に、

直人さんはちゃんと靴箱へ

向かってくれた。

アタシはそれを見込んで、

<<雪奈、あとはがんばっ!>>

とメールを送った。






「雪奈ちゃん」

「・・・直人くん?なんで・・・」

「話ってなに?」

「え?」

雪奈は、直人が来た理由と直人が言って

いることに、わけがわからず、

戸惑っていた。

うつむいていると、ケータイから

明るいメロディが流れ出した。

「ちょっとごめん」

直人に断りを入れると、とっさに

ケータイを開く。

それは小雪からのメールだった。



<<雪奈、あとはがんばっ!!>>

そんなメールを読んで、雪奈は確信を得る。


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