Wink☆
その高峰の言い方にカっとなり、

アタシはムキになって言い返す。

「高峰はいっつもそうやって

言うだけでさ、ちっともアタシの

こと信用してくれないじゃん!

アタシのことなんて、ほんとは

どうでもいいんでしょ?!」

全て言い切った後、少し言い過ぎた

ような気もした。


高峰は黙ったまま、何も言わない。





「高み・・・」




「俺ら、別れるか」




「え・・・・?」

「一緒にいても意味ないだろ。

もう俺も疲れた」




―――なに・・・・・それ。


頭が・・・真っ白になる。



言葉が

何も・・・

出ない。





「じゃ、そういうことで」







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