俺と葉月の四十九日
「わぁい!私が見える人が増えた!」
安田は両手を挙げて大喜びだ。
だよな?
見える人、尚且つ恐がらない人じゃないとかまってもらえないもんな?
いや、それはいいんだけど。
「ブル田は?」
「お兄ちゃん…は……すぐに…来ます…」
かたこと口調?
…何でそんな言いずらそうに言う?
不自然に目をそらす?
マオちゃん?
何だ?
ブル田と一緒に来ないで、先に一人で必死に走って来たマオちゃん。
まるで変質者にでも追われているかの様に…。
やべぇ、嫌な予感がする。マジですっげえ嫌な予感!
慌てて辺りを見渡した。
もうブル田が近付いているはず!!
「圭ちゃん?」
突然警戒を張り巡らす俺に、安田は不思議顔だ。
「わかんねぇか?安田」
「何が?」
「…ブル田のセンスを思い出せ。マオちゃんが一人で走って来た訳を推理しろ」
「推理〜?」
訳わかんない、と安田は唇をとがらせた。
わかんねぇの?!
ブル田だぞ?ブル田!
ブル…うわっ!来た!
「やぁすぅだぁサァァン!!」
眩しいくらいの笑顔でブル田は現れた。
安田の名を呼び、激しく手を振りつつ、周りの注目を一身に受けて。
「やっぱり!!」
安田は両手を挙げて大喜びだ。
だよな?
見える人、尚且つ恐がらない人じゃないとかまってもらえないもんな?
いや、それはいいんだけど。
「ブル田は?」
「お兄ちゃん…は……すぐに…来ます…」
かたこと口調?
…何でそんな言いずらそうに言う?
不自然に目をそらす?
マオちゃん?
何だ?
ブル田と一緒に来ないで、先に一人で必死に走って来たマオちゃん。
まるで変質者にでも追われているかの様に…。
やべぇ、嫌な予感がする。マジですっげえ嫌な予感!
慌てて辺りを見渡した。
もうブル田が近付いているはず!!
「圭ちゃん?」
突然警戒を張り巡らす俺に、安田は不思議顔だ。
「わかんねぇか?安田」
「何が?」
「…ブル田のセンスを思い出せ。マオちゃんが一人で走って来た訳を推理しろ」
「推理〜?」
訳わかんない、と安田は唇をとがらせた。
わかんねぇの?!
ブル田だぞ?ブル田!
ブル…うわっ!来た!
「やぁすぅだぁサァァン!!」
眩しいくらいの笑顔でブル田は現れた。
安田の名を呼び、激しく手を振りつつ、周りの注目を一身に受けて。
「やっぱり!!」