俺と葉月の四十九日
「見つけたぞ!二人!」
集中を始めた途端、声が聞こえた。
振り返るとブル田が立っていた。
右手にフィギュアを握りしめ…。
「フィギュア取ったのか?」
「もちろんだ!」
笑うブル田。
すっげぇいい顔!
「見て下さい!安田サン!」
「あ〜すごいすごい!」
ブル田のフィギュアを見、安田は手を叩く。
ブル田は、まるで母親に褒められた子供の様に得意げな顔だ。
俺にはフィギュアを集める心境がわからねぇ。
物に対する価値観が違うし、仕方ねぇか。
「おい、圭介」
ブル田が肘で俺をこついてきた。
背が低いから肋骨に肘があたる。
「貴様、安田サンと何を語っていた」
語るって…。
「何やら手を出してやっていた様だが」
見てたのか。
俺とブル田の会話が聞こえていたんだろう。
安田はニヤリと笑う。
「ブル田には内緒〜」
「そんな!僕も秘密を共有させて下さいっ!」
そんな大層なもんじゃねぇよ。
「僕を置き去りにした理由はこれか?!圭介!」
「お前がクジから離れねぇのが悪いんだろ?!」
置き去りとか言うな!
しかも理由知らねぇだろ?勢いで発言するな!
フィギュア取れたんだからいいじゃねぇか!
集中を始めた途端、声が聞こえた。
振り返るとブル田が立っていた。
右手にフィギュアを握りしめ…。
「フィギュア取ったのか?」
「もちろんだ!」
笑うブル田。
すっげぇいい顔!
「見て下さい!安田サン!」
「あ〜すごいすごい!」
ブル田のフィギュアを見、安田は手を叩く。
ブル田は、まるで母親に褒められた子供の様に得意げな顔だ。
俺にはフィギュアを集める心境がわからねぇ。
物に対する価値観が違うし、仕方ねぇか。
「おい、圭介」
ブル田が肘で俺をこついてきた。
背が低いから肋骨に肘があたる。
「貴様、安田サンと何を語っていた」
語るって…。
「何やら手を出してやっていた様だが」
見てたのか。
俺とブル田の会話が聞こえていたんだろう。
安田はニヤリと笑う。
「ブル田には内緒〜」
「そんな!僕も秘密を共有させて下さいっ!」
そんな大層なもんじゃねぇよ。
「僕を置き去りにした理由はこれか?!圭介!」
「お前がクジから離れねぇのが悪いんだろ?!」
置き去りとか言うな!
しかも理由知らねぇだろ?勢いで発言するな!
フィギュア取れたんだからいいじゃねぇか!