俺と葉月の四十九日
制服のYシャツから、黒地のTシャツ透けてんなぁ。
文字?も透けてね?
あ〜…何て書い……?!


萌えハンター?!萌えハンターって文字がっ!!
はっきり読めた!

どんなTシャツ?!初めて見た!!


ヤベェ…こいつヤベェ!


「覚悟を決めろ!三谷圭介!」

ブル田は上半身のみをひねり、俺を振り返る。


…人差し指を人に向けるのはヤメロ。
小指も一緒に立ってるぞ?

大体、何を決めろって?
フルネームもやめろ。
何かイラついてきた。
とりあえず…。


「蹴っていい?」


聞いたと同時に、反射的に右足が出た。
俺はブル田の尻を蹴り上げる。


「ぶおぅふっ!?」
ブル田は変な声を上げた。地面へと派手に倒れる。

俺…かなり加減したけど。

「…やるな、三谷圭介」
方膝を着き、ブル田は手の甲で口元の血を拭う仕草をしている。

俺、尻を蹴ったよな?


「貴様がデスノートを持っている事は知っているぞ?!デュークの手先め!ノートに安田サンの名前を書いたのだろう?!」
「訳わっかんねぇ!!」


デスノートなんか持ってねぇ!!

持ってたらブル田って書いてるね!
いや、確実に消す為に本名書いてるね!
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