俺と葉月の四十九日
ブル田んち
ブル田の家は、本当に寺だった。
しかも立派。
でかい門の柱には、光明寺の表札まである。
間違いなく寺だ。
「私、ユーレイだけど大丈夫?入れる?」
安田が不安気に言い出した。
今更何言ってんだ?
「大丈夫ですよぅ。僕が招待したんですからぁ」
ブル田は嬉しそうに笑い、先導をきって玄関を開ける。
何で安田に敬語なんだろう?こいつ。
しかも微妙に猫撫で声。
何かムカつく。
「お兄ちゃん、お帰りなさい」
「うわっ!!」
「何だぁ?!」
出迎えに出て来た少女を見た俺と安田は、ほぼ同時に叫んだ。
…ものっすげぇ美少女。
人間?人形?
腰まである長いストレートの髪、厚い前髪からのぞくチワワみたいなでかい目。
血管が透けて見えそうなくらいの白い肌。
でも、背は小せぇ…。
何よりブル田にそっくりだ!!
思わず、両手で口をふさいだ。
ヤベェ…マジでウケる!
「妹のマオちゃん。高校一年生。キリスト教学院に通ってるんですよ」
ちゃん?妹にちゃん付けなんだ?
いや、寺なのにキリスト教学院って…アリなのか?
「妹の万桜(マオ)です。兄がお世話になっております」
しかも立派。
でかい門の柱には、光明寺の表札まである。
間違いなく寺だ。
「私、ユーレイだけど大丈夫?入れる?」
安田が不安気に言い出した。
今更何言ってんだ?
「大丈夫ですよぅ。僕が招待したんですからぁ」
ブル田は嬉しそうに笑い、先導をきって玄関を開ける。
何で安田に敬語なんだろう?こいつ。
しかも微妙に猫撫で声。
何かムカつく。
「お兄ちゃん、お帰りなさい」
「うわっ!!」
「何だぁ?!」
出迎えに出て来た少女を見た俺と安田は、ほぼ同時に叫んだ。
…ものっすげぇ美少女。
人間?人形?
腰まである長いストレートの髪、厚い前髪からのぞくチワワみたいなでかい目。
血管が透けて見えそうなくらいの白い肌。
でも、背は小せぇ…。
何よりブル田にそっくりだ!!
思わず、両手で口をふさいだ。
ヤベェ…マジでウケる!
「妹のマオちゃん。高校一年生。キリスト教学院に通ってるんですよ」
ちゃん?妹にちゃん付けなんだ?
いや、寺なのにキリスト教学院って…アリなのか?
「妹の万桜(マオ)です。兄がお世話になっております」