俺と葉月の四十九日
タイムカプセルと誕生日
7月29日。
今日は安田の誕生日。
生きていれば今日で17歳。
考えると、少し切ない…。
だが、安田はユーレイとなって俺の部屋に居座っている。
これは…誕生日を祝ってやらない訳にはいかないだろう。
と言うか、生前から安田の誕生日にはレアチーズケーキを毎年あげている。
自主的にではなく、催促されて。
すでに恒例のサブライズとなってしまっている。
望んでそうなった訳じゃない。
もちろん、当の本人の安田は朝からテンションが高い。
高すぎ!
バイトが休みだからと昼まで寝る予定だった俺を、朝8時に起こしやがった。
安眠妨害…。
同居時に、俺の邪魔はするなと言ったんだけどなぁ〜…。
今更問う気はない。
安田は、そうだっけ?ととぼけるに決まってる。
しかも起こし方ときたら…。
俺をベッドから落とした上に、頭にクッションを落とした。
更にTVをつけてボリュームを上げ…。
カンベンしてくれよ…マジで。
「今日は最高の夏日和だよ!圭ちゃん!」
あ〜…このテンション。
こいつが夏生まれっての何か納得。無駄に熱いから。
「何だよ、夏日和って…ただ暑いだけだっての」
今日は安田の誕生日。
生きていれば今日で17歳。
考えると、少し切ない…。
だが、安田はユーレイとなって俺の部屋に居座っている。
これは…誕生日を祝ってやらない訳にはいかないだろう。
と言うか、生前から安田の誕生日にはレアチーズケーキを毎年あげている。
自主的にではなく、催促されて。
すでに恒例のサブライズとなってしまっている。
望んでそうなった訳じゃない。
もちろん、当の本人の安田は朝からテンションが高い。
高すぎ!
バイトが休みだからと昼まで寝る予定だった俺を、朝8時に起こしやがった。
安眠妨害…。
同居時に、俺の邪魔はするなと言ったんだけどなぁ〜…。
今更問う気はない。
安田は、そうだっけ?ととぼけるに決まってる。
しかも起こし方ときたら…。
俺をベッドから落とした上に、頭にクッションを落とした。
更にTVをつけてボリュームを上げ…。
カンベンしてくれよ…マジで。
「今日は最高の夏日和だよ!圭ちゃん!」
あ〜…このテンション。
こいつが夏生まれっての何か納得。無駄に熱いから。
「何だよ、夏日和って…ただ暑いだけだっての」