Vanilla Essence



なるほど、確かに大貴「たち」になる。そこには大貴の他に、拓巳と昂がいた。
何故、こんなところに来たのだろう……?

と、いうか…


(1人だけ、すごい嫌がってんじゃん…)


見ると、明らかに1人だけ不機嫌な表情を浮かべて立っている、昂。心なしか、怒りマークが見えるような気がする。

ご愁傷様です…


と、紗由美は心の中で呟いたのだった。


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