Vanilla Essence






なにやら、窓の外が騒がしい。

紗由美と珠希はふと、窓の外を見た。

そして、絶句した。



昂と拓巳、それから大貴が正門にいたから………




「は…何で……?」


珠希も、信じられない様子でそう言う。1度ならず2度までも女子校に来るなんて、度胸があるというかなんというか…

まぁ、昂は拓巳と大貴に引きずられてきたのだろう。ここからでも、機嫌が悪いことは窺える。



そして紗由美も、弥生に引きずられて正門に向かうのであった。


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