『cleaner』
医療関係専用のこのフロアは確かに狭い
隔壁は幾つもなく、人が通れるドアが目立った。
マイキーの機体の方が楽だったかもね?
エレベーターの正面にあたしの機体が、やっと通れる通路がある。
生体反応は、向かって左側の奥の部屋からだ……
部屋の外から声を掛けてみることにする
チャミリ
「部屋の中に居る方、わたしはクリーナーのチャミリという者です。出てきてください!」
もう一度
チャミリ
「私は敵ではありません!救出に来た者です!隔壁を開けてください!」