まるごと愛してる。
学校に着くともう大半の生徒が集まっていた。

遅刻ギリギリセーフ…。

「愛!お前遅刻かと思ったぞ!」

「巧!?あんたも補修だったんだぁ~」

桐原 巧(きりはら たくみ)

私の小学校からの友達。

腐れ縁てヤツ?

最近ではちょっとモテてるみたいだけどタイプじゃないし小学校からいると恋愛感情なんて芽生えない。

「それよりさ!今日帰り付き合ってくんね?」

「いいよー♪誕プレ、買いにいくんでしょ?」

巧には妹が3人居る。

誰かの誕生日になる度に私も一緒に選んでたからそろそろ来るかと思って…

「このあと空けてあるから大丈夫~」

「そっか!ありがとな!!」



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