- 誓い -
だけど彼は皆の元へ戻ると、友人達のゲームを見ている。


あたしはそれを、少し離れた所で見ていた。


でも一向にこっちに来る気配はない。


ついさっき踊り出した心はどんどんしぼんでいく。


さすがに堪らず、あたしは黙ってその場を離れた。


トイレへ行き、彼達から離れたところをブラブラする。


携帯を出し時計を見ると、もうすぐ11時になろうとしていた。



もぅこんな時間かぁ…



色んなゲーム機の音で建物の中は賑やかなものの、来たときに比べて人の数は疎らになっていた。


はぁ。。。


自然とため息が一つ零れた。


人の数が減ると待ち時間がなくなる。


そうなると、彼等はぶっ続けでゲームができるようになる。


ジュースを買い、彼の元へ向かう。



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