10年彼女
或る日の物語
俺が順に逢ったのは11歳の時。
あいつは転校初日から、かなりモテていた。
隣の席の奴可哀想だな。
絶対女子に恨まれる。
「じゃあ神田、有沢の隣に座れ。
有沢、神田にいろいろ教えてやれ。」
…って、俺かよ!
でも、女子の視線はきらめいていた。
何故だ…?
『恭弥君と隣だって!』
『2人ともかっこいい~』
そんな会話が俺に聞こえるはずも無かった。
あいつは転校初日から、かなりモテていた。
隣の席の奴可哀想だな。
絶対女子に恨まれる。
「じゃあ神田、有沢の隣に座れ。
有沢、神田にいろいろ教えてやれ。」
…って、俺かよ!
でも、女子の視線はきらめいていた。
何故だ…?
『恭弥君と隣だって!』
『2人ともかっこいい~』
そんな会話が俺に聞こえるはずも無かった。