僕の好きな君
「心ー。ゲームしとこっー♪」

「おう」

………うん。

あゆ…。

ゲームしようか。

後悔しても知らないからな。



―10分後―


「負けました」

「なんでお前は弱いくせに勝負を持ち掛ける」

「いーじゃん!」

なんというか…。

あゆは、本当に、本当に、ゲーム弱い。

オレに勝った事無いし。

「僕はその弱さにとっても感動しているよ」

「その言い方、すごいムカつく」

あゆは小さく頬を膨らませて僕を睨む。

くそ……………


可愛過ぎだから!

「それ犯罪」

「へ?どれ?」

誰かこの天然記念物をどーにかしてくださーい。


―――――………


「はむっ。コロッケおいしーい♪」

『はむっ』って…


「誰かマジで、こいつを現行犯逮捕してくださーい!!」

「心…何言っているんだ」

うわ…親の前で恥ずかしい事してしまった…。

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