僕の好きな君
「おーい。あゆ起きろー」

「………あと10分…」

10分も待つかよっ!!

「はぁ…」

あゆは一回寝たらあんま起きないからなあ。

………。

僕はチラリとあゆを見た。

短いスカートから出る細い腿。

―ごくりっ

って、僕はなんで喉を鳴らしてるんだっ!!

………。

「はぁーっ…あゆー!!!起きろー!!!」

「起きてるもん!!」

「いや、目つぶったまま言われても…」

説得力ないぞ。

僕がどんだけ耐えてるか…気付けよ。

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