合い鍵
「何もしないよ。早く飯作って♪」
軽く半笑いの彼は台所に案内してくれた。
──数分後。
「お腹減った。早く作んないと先輩のこと食べちゃうよ〜!」
「じゃあ手伝いなさいよ!」
ああもう!
作ってやってんだから静かにしなさいよ!
ギュッ
「ひゃっ……ん……」
後ろから抱きしめられた。
「…何すればいい?」
首筋に顔を埋める健人。
「はな…れ…て……」
唇がいやらしく動く。
「感じてる?」
「違っ……ヤッ…ああ…」
痺れる体。
くそぉ…悔しい!