彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



「いいか」


秀也は息を大きく吸い、


「女経験を詰まずに、女心を理解しようだなんて、無茶な話だろ。今日は飲むだけだって言ってある。何も気兼ねすることなんてない。なのにお前は、那智ちゃんへの罪悪感から、自らそのチャンスを潰しにかかってる。もしお前がドタキャンしたら、その時は、チャンスだけじゃなく、俺の顔も潰れるってこと、忘れるなよ」



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