彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



そう一息で言った。


「1万出すか?帰ってもいいぞ?」


僕は、秀也の今の言葉と1万を天秤にかけた。


「わかった、今日だけ、だぞ」


「おし!」


秀也は女子に向き直り、


「さぁ!行きますか!」


と歩きだした。


秀也とアヤが先頭を、腕を組んで歩きだした。


その後ろを、飛鳥が歩く。


僕は歩きだせなかった。



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