彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



僕はナチの後を追おうと一歩を踏み出した。


その瞬間、左手首に強い力を感じた。


「待って」


飛鳥が、僕を引き止めている。


「離せ」


「いや。彼女、『さよなら』、って言ったのよ。追い掛けるなんて、男のプライドはないの?いいじゃない、私にしときなよ」



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