彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



……今の俺に、そんな余裕はないだろ。


と、かぶりをふって、無駄という文字を脳内から押し出す。


無駄だろうがなんだろうが、他に手段がない以上待つしかないじゃないか。



那智の部屋の扉の傍らに座り込む。



明日になろうが、
明後日だろうが。


俺は、待つしかないんだ。



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