彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



2時間は経っただろうか。


そう思って腕時計を見ると、まだ40分ほどしか経ってはいなかった。



暑い。


夜とはいえ、夏の残暑が厳しい。


蚊をはじめとする夏の虫たちがまとわりつくような気がする。



耳元で、蚊の羽音を聞いた。


無意識に首を振った瞬間、
俺は、最愛の彼女の顔を見た。



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